こんちゅう館の蛾類について
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こんちゅう館で夜間、灯している部屋の窓にやってきた蛾を、朝一番に2015年6月から約2年に渡って撮影しました。500種を軽く超えるほどになったので図鑑にまとめました。すりガラスや網戸の模様が写りこんでいる窓辺の蛾たちです。夜の昆虫観察会で撮影したものも加えています。
個々のガについてコメントはほとんどないのですが、模様合わせでご自分で発見したガと照合してください。こんちゅう館とよく似た環境であれば同じ種類が多く便利だと期待しています。

使い方
  • 図鑑のホームページは「こんちゅう館のガ類 分類表」です。分類は学研の「日本産蛾類標準図鑑」によっています。
  • 分類表は利便性を考えネムスガまでの主に小蛾を下方に配置しています。
  • 「分類表」←→「図版」←→「種別写真」の3階層構造です。
  • 図版画面では全図版36枚を「前図版」「後図版」で閲覧できます。
  • 種別の写真ではその図版内の全種を「Previous」「Next」で閲覧できます 
  • 種別写真は480(360)×360ピクセル表示ですが、細かに画像を調べたい方はクリックすると800(600)×600表示に拡大されます。
  • 種別写真の撮影日で生息時期を知ることができます。種名をなぞり検索して他のWEBと比較するのもよいと思います。
  • 名前による検索表などは作成していません。
  • 手持ちの和名学名対照表を以前からのものを使用しているので、ときどき古い学名のことがあります。見つけたらご指摘ください。

この図鑑の目的
生物多様性を体験する
ガの観察がもってこいだと思います。国内には6000種以上のガが記録されており、身近に1000種近く観察される場所は普通にあります。ガには模様があり、種類ごとに異なりいろいろな種類がいることがよく分かります。
広島県産のガの同定がすばやくできる
全国で6000種もいるガの中から名前を探すのはたいへんです。身近にいるガだけから探すのであれば時間がずっと短縮できます。
昆虫の好きな人を増やす
名前が分かれば、どんどん面白くなってくると思います。各地で身近な虫を写真撮影し自然に親しみ虫を知って欲しいと思います。
同定 写真を基にした外形による同定です。交尾器などの観察をしていないので同定には一定の限界があります。そのため間違いもあると思います。ご指摘があれば見直して訂正していきます。
こんちゅう館で名前を確認できた種類は2015年6月から2017年2月の約2年間で約530種です。1000種程度は生息していると思われますし、ガの図鑑としては500種程度では物足りないので、今後も追加を目指します。

同定のために使用した図鑑は「日本産蛾類標準図鑑」、WEBでは「みんなで作る日本産蛾類図鑑」「南四国の蛾」「WEB東奥 あおもり昆虫記」などです。
約540種(2017年2月現在)に対して800枚以上の写真を使っています。同一個体を背面と側面で撮影したもの、性差や個体差があるもの、光の当たり方による違いなどを考慮して加えました。

広島県産の蛾 比婆科学のほうで県内各地の蛾類のリストがよく報告されます。「○○」によると広島県では2000種以上が記録されています。2016年には写真図鑑の「東広島の蛾類」が東広島市教育委員会から発行されました。WEBでは 灰ヶ峰公園自然観察会による「灰ケ峯の生き物図鑑」がすばらしく1000種以上を掲載しています。

ソフト 図鑑ですからWEBデータベースを利用すればよいのですが、知識も予算もないので手作りしました。主に使用したソフトはCorel Paintshop X6、AbleCV、エクセル、ez-HTML、TextSS.netです。

著作権など 写真の無断使用はお断りします。